hiroaki's blog

技術系を中心に気になったこととかいろいろと。

Google Cardboard をもらったので使ってみた。

先週はとあるイベントに参加してきました。

空き時間のあるときに他のブースを
見ていたところ Google さんのブースを発見。

Cardboard が展示されていたので試していたところ,
ブースの方から本物の Cardboard をいただきました!
ありがとうございます!!

というわけで,Cardboard の開封レビューと
使用してみた感想をまとめてみたいと思います。

Cardboard の組み立て方

では早速作っていきましょう!

まずは Cardboard の外観から。
ダンボールが折りたたまれて収納してあります。
厚さ的には1cmくらいで,WEB+DB PRESS とかと同じくらいの感触です。

外観には完成図が書いてあります。
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裏面から開封していきます。
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折りたたまれていたパーツを広げてみたのですが,,
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うーん,全くわかりません。w

よーく見てみるとパーツに番号が振ってありますね。
説明書きを読んでみると,この番号通りに組み立てていけば良いとのこと。
やっぱりちゃんと説明書きは読まないとですね。w

というわけで順番に組み立てていくと,,
あっという間に完成しました!!
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前方にスマートフォンを入れて,この2つのレンズから覗くと
VR の世界が広がっているってわけです。

横から見るとこんな感じです。
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ちゃんと Google のロゴが入っていますね。
この丸い物体はマグネットになっていて,Cardboard にスマートフォン
挿入した状態でもスマートフォンを操作できる仕組みになっています。
ちなみにこちらは Android のみの機能なので,iPhone では起動しません。

実際に使ってみた。

残念なことに私は Android 端末をもっていないため,
iPhone 向けに提供されているアプリで試してみました。

テストに使用したアプリはこちら。

Dive City Rollercoaster

Dive City Rollercoaster

  • Shoogee GmbH & Co. KG
  • ゲーム
  • 無料

アプリをダウンロードして,Cardboard にセットして,アプリを起動!!
Cardboard から覗いてみると,,


なんだこれは!!凄すぎる!!


本当に自分がコースターに乗っているような感覚。

右を向けば右の風景が,後ろを向けば後ろの座席が,
という感じで頭の動きに連動して風景が変わるので,
自然に周りの風景を見ているのと何も変わりません。

イベント会場で試した時はちょっと遠慮していましたが,
家では遠慮せずに360度見渡すことが出来ます!w

Oculus などのニュースでなんとなくイメージはしてましたが,
ここまで凄いとは思っていませんでした。

一見おもちゃみたいな外観ですが,こんな簡単な装置でここまで
体験できるなんて本当に凄いの一言に尽きますね。

VR の今後についての感想。

現時点では実用性や VR 端末の価格などを考えると,
一般的に普及するにはもう暫く時間がかかりそうですね。

ただ,可能性としてはかなり色々と秘めていると感じました。

まず思い浮かんだのがリモートワーク。
実際に自分が会社にいなくても,あたかも会社にいるように
チームメンバーとコミュニケーションがとれるようになるかもしれません。

もしかすると物理的な会社は必要なくなって,社員全員が仮想的な会議室で
ミーティングをする,なんてことも出てくるかもしれません。

その他にも,医療や介護分野でのシミュレーション,
スポーツ分野でのトレーニング,新感覚のゲーム体験など,
活用範囲はかなり多岐にわたると思っています。

開発のプラットフォームもオープンの方向になっていけば,
かなりのスピードで進化していくかもしれませんね。


ひとつだけ怖いのは,現実と仮想の区別が
つかなくなるんじゃないかということ。。
仮想空間の方が居心地が良くて現実に戻ってくることができない,
なんていう SF のような世界が実際にくるのかもしれません。

こんな感じの話は「クラインの壺」という小説を読むと,
イメージがつきやすいかもしれませんね。
とても面白いストーリーなのでオススメです。

クラインの壷 (講談社文庫)

クラインの壷 (講談社文庫)

というわけで今後の VR の技術の進歩に期待しつつ,
明日からの現実も頑張っていこうと思います!